熟れごろ果実

駅前で待っていたのは、円城ひとみ。47歳、結婚20年目、二人の子供がいる主婦だった。結婚して直ぐに子供が産まれ、家事と子育てに追われ、気が付けば20年が経っていた。出会いも刺激もない、このまま何もない一生を終えたくないと働き始めた清掃の仕事でふいに見た男達のチ○ポ。人妻の欲望は大きく膨らんでいた…。

幼少期の体験から、過度の男性憎悪と病的な性欲が共存しているひとみ。中堅商社に勤め抜群の成績を収めているが、その裏でデリヘル嬢として男を嫐る日々を過ごしている。昇進を目標に一心不乱に働くひとみであったが、ある日、コネ入社の中野が昇進することを聞かされ、絶望の淵に突き落とされる。激昂したひとみにデリヘルから仕事の電話が入る。客の住所はなんと、コネで入社した、憎き中野の自宅であった…。ひとみは中野への復讐を決意する。