熟れごろ果実

就職面接で数日間、義弟・健三を泊める事になった谷原家。その間、夫が出張でいない事に妻・希美は少々緊張を覚えていたが、いつの間にか打ち解けて二人きりの晩酌を楽しんでいた。しかし、酒を飲んだ事で身体が疼く希美は一人寝の寂しさから自慰に耽ってしまう。何も知らず、部屋に訪れた健三は普段の義姉から想像できない淫らな姿に、抑えていた理性は完全に吹き飛び、いつの間にかベッドに横たわる希美に覆い被さって…。

そろそろ子供が欲しいと思っていた健太夫婦だったが、最近はお互いの嫌なところが目についてしまい喧嘩ばかり。気付けばセックスレス状態で、健太は強い欲求不満に陥っていた。今日も帰宅するなり、健太は嫁と言い争いをする。いつにも増して激しく怒りをぶつける健太を心配してなのか、美智子は飛び出した嫁を追いかけるよりも先に健太を優しく宥めてくれた。「久しぶりに人に優しくされたなぁ…」すっかり怒りの感情が消え失せた健太。聖母のような微笑みを浮かべて肩を揉む美智子に胸が高鳴り、つい彼女の手を握ってしまった…。